タマホーム(本社=東京都港区、玉木康裕社長)は21日、3月27日に東京証券取引所および福岡証券取引所へ上場する。同社が21日付で発表した。東証における1部・2部といった上場市場先は未定だが、1部上場の可能性が高い。上場時発行済株式総数は2885万株で、発行済株式総数は2260万株、差し引きとなる625万株を新株による公募とする。発行済株式の所有株式割合は筆頭が玉木康裕氏の52・61%、次点が玉木伸弥氏の8・26%、第3位がタマホームグループ従業員持株会で6・55%。3月15日に1株あたりの公募価格が決定する。
タマホームの直近の業績となる第14期(2012年5月期、単体)は、2011年3月に起きた東日本大震災による物流の遅延や資材不足により、本来は第13期(2011年5月期)中に完工・引き渡しとなるはずの物件が多数、第14期へとずれ込んだ。主にこの要因により、第14期は引き渡し棟数が1万21棟(前期比14・4%増)に伸び、売上高1633億4300万円(前期比14・2%増)、経常利益43億2400万円(前期の4・3倍)、当期純利益8億6300万円(同33・2倍)の増収増益となっている。