2010年11月10日 |
独立行政法人建築研究所は2日、日本サステナブル建築協会などとの共同研究として建築中のLCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)デモンストレーション住宅を一般公開した。
同住宅は高い断熱性能と自然エネルギー活用の仕組みで、建築時を含む住生活上のCO2収支を住宅としての生涯でマイナスを目指すもの。建築時の省CO2向上として構造材への地産ムク材使用や布基礎及び高炉セメントなどを採用、また、居住後の省CO2生活の実現として、レイヤーの開閉で季節対応するモード機能や、効果的な温度差換気の実現として換気塔などを採用した。
同住宅は2011年1月末に竣工予定で、11年度は機能の有効性及び性能の検証と結果の取りまとめを行う。
2010年11月10日付け3面から抜粋