
積水ハウス(大阪市北区、仲井嘉浩社長)と遠州鉄道(静岡県浜松市、丸山晃司社長)は9日、積水ハウスが基礎+構造躯体を提供し、遠州鉄道が内・外装を手掛ける共同建築事業(SI事業)を開始すると発表し、浜松市内に建築したモデルハウスを報道関係者に公開した。
提携発表と同時にモデルハウスを公開したのは今回が初めて。両社は以前から顧客情報の紹介などで連携実績があり、SI事業については1年前から積水ハウス側が打診していたという。
廣田耕平積水ハウス常務執行役員経営戦略担当は「今回、初めてビルダーではなく地域のインフラを支える鉄道会社との提携が実現した。積水ハウスは住宅を重要な社会資本と捉えており、パートナー企業とともに良質な住宅ストックの『量』の拡大に努めていく」と決意表明した。
積水ハウスと遠州鉄道グループの住宅事業会社・遠鉄ホームによる「SIコラボレーション」モデルハウスは、浜松市中央区上島4丁目の住宅地に建つ。敷地面積は約183平方メートル、延床面積は約117平方メートル。基礎と柱を金物で緊結することで強い構造躯体を実現した積水ハウス独自の耐震技術「ダイレクトジョイント構法(DJ構法)」の特徴を最大限に生かした大空間LDKや大きな開口部などをアピールする間取りとした。








