2014年07月31日 |
家の外から葉っぱなどで窓まわりを覆う緑の日よけ――。ゴーヤや朝顔などの葉っぱが大きく、ツルが高く伸びる植物を日よけに利用する「グリーンカーテンづくり」も、夏を涼しく過ごすための涼活のひとつ。植物は光合成のときに葉っぱから水蒸気を放出している。そのため、打ち水のように、気化熱で周囲の温度を下げる効果もある。
さらに、窓から差し込む日差しを上手に遮ることが、夏を涼しく快適に乗り切るための重要なポイントになる。
熱の通り道、窓が7割
窓は、熱の最大の出入口だ。夏の冷房時に屋外から家のなかに熱が入ってくる割合は窓からが約7割で、外壁が約1割、屋根や換気、床は1割未満。つまり、窓対策が大きなウェートを占めてくる。
日差しを遮る方法は、グリーンカーテンだけではない。昔ながらの方法では、「すだれ」や「よしず」などを立てかけたり、最近の住宅の外観にマッチする洋風すだれ、カフェテラスのようなおしゃれなバルコニーを実現するオーニングなど、さまざまな住宅建材が発売されている。