INAXは、超小型センサーを搭載した洗面器・手洗器用の中高級自動水栓「オートマージュG」、「同C」を6月1日に発売する。
従来センサーは、受発光部とセンサー基盤が一体化していたためセンサー窓が大きくなり(24ミリ×8ミリ)、デザインに制約があった。そこで同社は、信号を伝える伝送路に業界で初めて光ファイバーを採用して、受発光部とセンサー基盤部を分離した。これにより吐水口先端部の直径を約22ミリに抑えている。センサーの小型化により水栓本体のコンパクト化を実現して、こだわりのパウダールームを演出する。
吐水仕様は、水ハネが少ない泡沫吐水で節水性、手洗性を兼ね備えた。公共施設などに設置した場合、従来の2ハンドルタイプの水栓と比較して、約83%の節水と約224万円の節約(オートマージュCの場合、試算条件は男性600人、女性400人が1日に5回使用、年間稼働日数265日で算出)につながる。
オートマージュGは、やわらかい曲面とシャープなエッジで情緒性のある造形が特徴。華やかさが求められる空間に調和する。価格は、単水栓方式が9万2400円(税込み)。
オートマージュCは、円筒・水平垂直基調で実用性とシンプルさを追求した。背後の棚や鏡を邪魔しない高さを抑えたコンパクトなボディで、器具自体による主張を求めない空間にマッチする。価格は8万4千円(同)。