三協立山2020年5月期第3四半期決算、建材事業の収益改善で営業利益3・6倍に=通期はコロナが影響

三協立山(富山県高岡市、山下清胤社長)の2020年5月期第3四半期連結決算の営業利益は、(1)事業別売上高構成費が6割と最大の「建材事業」における販売部門および生産部門の収益改善(2)アルミ地金価格が前年同期と比べ低水準で推移――を主要因に、前年同期比3・6倍の大幅な増益になった。

売上高は「建材」「マテリアル」「商業施設」「国際」の4事業がすべて減収となり6・2%減。20年5月期第3四半期の事業期間は19年6月1日から20年2月末までで、当該期間は中国を除く海外および日本国内の新型コロナウイルス感染拡大の影響は現状と比べると相対的に小さかった。

同社は同期決算を発表した2日、第4四半期が新型コロナウイルスの感染拡大で海外・日本国内とも企業の経済活動が大きく影響を受けるとの予想に立ち、20年5月期通期連結業績予想の営業利益を当初公表値から大幅に下方修正する発表を行っている。

2020年04月09日付4面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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