2016年03月04日 |
LIXILは2月23日、「傷汚れ」および「細菌汚れ」に対する既存の防汚性能に、(1)「水あか」の発生原因となる水酸基を表面に露出させない構造(2)陶器が従来持つ親水性機能を更に高めた「超親水性」機能――を加えた新しい衛生陶器『アクアセラミック』を開発したと発表した。4月から住宅用トイレ・サティスに採用、順次、他の主要住宅トイレ商品に展開する。また、非住宅用トイレおよび陶器仕様洗面台への採用も進める。LIXILによると「傷汚れ・細菌汚れ・水あか汚れ・汚物汚れの4つの汚れを全て防ぐ技術はアクアセラミックだけ」(有代匡LIXIL Water Technology Japan CEO)。一般的に衛生陶器の汚れ「水あか」対応の撥水性と「汚物」対応の親水性を同時に解決することは困難とされていた。LIXILではアクアセラミック採用の同社トイレは「一般的な手入れで新品時の輝きが100年続く」とアピールしている。