2025年09月11日 |

LIXIL(東京都品川区、瀬戸欣哉社長)は1日、令和6年能登半島地震で倒壊した家屋に使用されていた黒瓦を粉砕した素材を同社の窯業系建材「textone」の製造技術を応用して新たに建材として使用するための共同プロジェクトを、有限会社永山祐子建築設計とCACLの3社で発足させたと発表した。
LIXILによると、現在、令和6年能登半島地震で全・半壊した家屋は公費解体により解体業者によって分別され、地域集積場を経由し全国の処分場で廃棄されている。
このうち廃棄される瓦に着目。石川県内の関係者をコーディネートするCACLと資源の循環利用を促進し各種の建材技術を有するLIXILが企画を発案し、デザインから建材としての使われ方を永山祐子建築設計が監修。公費解体された家屋に使用されていた「黒瓦」を、建材として再利用する仕組みを構築した。