
住友林業(東京都千代田区、光吉敏郎社長)の100%子会社のホームエコ・ロジスティクス(東京都新宿区、大島洋一社長)は、建築現場の配送を効率化する物流サービス「JUCORE(ジュコア)物流」の対象範囲を関西圏まで広げた。
工期・物流計画に基づき、同社の配送センターで住宅資材を集約して共同配送することで、従来と比べて配送便を約6割削減、配送コストを約1割削減可能という。
ハウスメーカーや工務店、建材流通業者、建材メーカーなど幅広い事業者の物流負担を軽減し、輸送力不足の解消や環境負荷低減につなげる。
ジュコア物流は、ホームエコ・ロジスティクス社が建材流通事業者から住宅資材配送を受注し、全国の中継センターで納期情報集約・調整・仕分け・配送計画を構築して、工事現場に共同配送する仕組み。
住友林業が自社施工物件へのジャストインタイムの資材配送を実現するために2010年に構築した物流システムを社外向けに活用。24年1月から首都圏(東京・埼玉・神奈川・千葉)で事業を開始していた。同社は8月1日から対応エリアを関西エリアに拡大している。