2014年10月30日 |
積水ハウスの阿部俊則社長は住宅産業新聞のインタビューに応え、昨年9月までの駆け込み需要について「景気浮揚への期待感が後押しした」との認識を示した。
その上で、反動減について「当初の想定以上に長引いているのは、景気の動きやムードに多少変化が出てきたため」とみる。また、1棟単価が上昇している現状を踏まえ「単価アップは長寿命で質の高い住宅を供給しているためで、そういう住宅を消費財と捉えるべきか疑問」としている。
阿部社長は、「昨年10月から反動減が発生。さらに、今年の4月の一般商品の消費税率引き上げに引きずられた格好で、もう一段のマイナスが継続している」とし、住宅産業界にとってダブルパンチだったと指摘。「消費税率のアップという〝山〟を超えたことにより、住宅購入を急がない人たちが増えたため」としている。