「桜」×「鯰」コラボ企画第2弾、東京23区で「現し」の木軸3階建て

自然乾燥したムク材を構造と内装に使う工務店・吉川の鯰(なまず)(東京都豊島区、岸本耕代表。以下、鯰組)と、木造の防耐火設計を手掛ける桜設計集団(東京都渋谷区、安井昇代表)のコラボレーション物件で9月23日、内覧会が行われた。

東京都文京区・根津の準防火地域に建つ3階建ての木造軸組住宅で、ムクを使った家づくりを得意とする鯰組と木造の防耐火で名を馳せる桜設計集団が本領を発揮。スギの5寸角の柱などに「燃えしろ設計」を採用することで、ムクの床はもちろん野地板・垂木や構造柱の一部を現しで見せる木質感豊かな家を作り上げた。

コラボ物件は今回が2棟目で、月内に3棟目を着工する。鯰組は今後、完全自由設計のみだった従来の扱いプランに、寸法を規格化した標準タイプを付け加えてラインアップを拡充させ、顧客・鯰組双方のコスト圧縮につなげる意向だ。

東京・根津の内覧会物件は、桜設計集団とのコラボレーション企画「桜×鯰」の2棟目だ。

2014年10月02日付3面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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