最近15年間で、鉄骨造プレハブ、木造軸組、鉄筋コンクリート造は、住宅着工市場に連動して縮小するも、2×4は拡大――。1994年度と2009年度の住宅着工を国土交通省住宅生産課が分析した結果、2×4の住宅着工戸数全体に占める割合が94年度の14・4%から09年度の16・0%に拡大し、戸数も6万6543戸から9万2520戸に増加した。
特に、2×4の共同建ては186・4%増と大きく伸び、戸建ての落ち込みをカバーした。賃貸住宅を受託して建設する企業で2×4が採用されることが多いためと思われる。
2010年10月27日付け8面から抜粋