
パナソニックくらしアプライアンス社(東京都品川区、品田正弘社長)が戦略商品として市場投入したビルトインフロントオープン型食器洗い乾燥機(以下、食洗機)の販売が好調な立ち上がりをみせている。
2023年12月に幅60センチタイプを発売、今年2月には幅45センチタイプを加え国内メーカーとして初めてフロントオープン型食洗機をシリーズ化したことも寄与し、2025年度上半期の両製品を合わせた販売台数は前年度同期比で3倍になる見込みだ。
両製品の最大の特徴は食器などを収める筐体を手前に引き出すプルオープン型と比べて大容量なため、まとめ洗いに適する点。今後さらなる拡販を目指すと同時に食洗機全体の普及率向上の取り組みにも力を入れていく。
パナソニックくらしアプライアンス社が品揃えしているビルトインフロントオープン型食洗機は、先行して発売した幅60センチタイプ「NP―60EF1W」と、2月に投入した幅45センチタイプ「NP―45EF1W」の2機種。いずれも同社を含む国内メーカー製ビルトイン食洗機の主流で上から食器を納めるプルオープン型に対し、扉を前に倒して3段あるトレーのそれぞれに前から食器を納めることできる。洗える食器点数は幅45センチタイプがプルオープン型幅45センチタイプの約1・5倍となる約9人分、幅60センチタイプはプルオープン型幅60センチタイプと比べ約2倍の約12人分と大容量で、特に後者は朝・昼・晩で家族4人が1日に3回行った調理・食事で使用した調理器具および食器を一度にまとめ洗いできる。








