2024年06月12日 |
YKKAP(東京都千代田区、魚津彰社長)は7月22日、木製窓「APW 651」を発売する。
国内の大手建材メーカーの中で木製窓の製造・販売の計画を公表している企業は現状、YKKAPのみ。
樹脂窓の普及に全力を注いできた同社が新たに木製窓を扱う理由は、樹脂窓の延長とも言える断熱性能向上への対応のほか、木製窓ならではの特徴となる意匠性・サステナブル性に関する価値を提供するため。
同社は過去に3回、木製窓を製造・販売したことがあるものの、いずれも品質もしくはコスト面で改善課題があることが発売後に判明したことで、発売から一定期間後に販売を終了した経緯がある。
4回目の挑戦となる今回の木製窓は「これまでの課題をしっかり克服し新商品として市場投入」(同社)するもので、高意匠のリビングがある新築住宅を断熱等性能等級の「等級6」もしくは「等級7」で建てるに際に有効な高級窓として訴求を進める方針だ。