2014年11月27日 |
オープンハウス(東京都千代田区、荒井正昭代表)のアサカワホーム(東京都立川市、細渕弘之代表)M&Aは、分譲・注文といった扱い商品、東京23区の「内」と「外」という商圏などの観点で、文字通り補完関係の好例となった。
東京23区内の戸建分譲販売を主力に4年で売上を2倍以上にしたオープンハウスに、アサカワホームが持つ高い水準の技術・品質管理力が加わったことで、グループの次なる目標はどこに置かれたのか。「今後、オープンが手当した用地にアサカワが建てる連携が考えられる。新築戸建需要は市場全体で見れば減少傾向だが、利便性の良い都心部に住みたい居住ニーズは高まりこそすれ、無くなることなどない。都心部で競争力のある物件を供給し、パイが減る中でも販売シェアを高め業容を拡大させる。売上高(2014年9月期は1121億円)の長期的目標は5千億円」と話す、若旅孝太郎オープンハウス執行役員企画部長に聞いた。