2016年05月31日 |

2015年度のシステムキッチン・システムバス出荷統計(キッチン・バス工業会調べ)をみると製品別の増減率として、「システムキッチン」では『ランク別・高級品』(8・1%減)の減少率、「システムバス」では『用途区分別・ワンルーム』(25・6%増)と『同・シャワーユニット』(13・8%増)、『出荷別・ホテル+その他』(18・3%増)の増加率、そして『単体浴槽』(7・9%減)の減少率が目立つ形となっている。
この背景として「システムキッチン・高級品」については、調査対象となる母数自体が比較的少ないため、数値の変化が見かけ上、大きく出る――といった要素が反映するため、8・1%の減少率をもって需要が大きく落ちたとは断言できず、実質的には、ほぼ横ばいもしくは微減とみた方がよさそうだ。
システムキッチンの2015年度の出荷状況は、年度下期の10~12月期に前年同期比2・0%増と比較的好調な出荷ペースを記録している。