2014年08月12日 |
住宅資材などを扱う大建工業が、ショールームを軸に断熱材や壁紙などの専業メーカーとの協業活動を強化している。定期的に開催するセミナーでは、関連メーカーによる情報提供の時間を設け、講習内容に幅を持たせた。
取り扱う商材は異なるものの、リフォームやインテリアなどをキーワードに接点を持つメーカー同士がセミナーを同時に行うことで提案時の相乗効果を狙う。今後も同様の共同セミナー企画を継続する方針とした。
同社は東京・秋葉原や大阪・梅田のショールームで、木造住宅の耐震改修に最適なリフォーム用耐震壁「かべ大将」の設計施工技術者研修会を月に1~2回ほど実施している。
生活者の地震対策への関心が高まるなか、耐震改修ニーズへの対応体制を整えたい工事店の実務担当者などが受講し、施工の注意点などを学ぶ。同研修会では約1年前から、グラスウール断熱材大手のマグ・イゾベール(東京都千代田区)による断熱材研修会を同時開催している。耐震と断熱が「リフォーム」を接点に協業した。