LIXILは、国内最高の断熱性能(熱貫流率=0・79ワット/平方メートルK)を実現した高性能樹脂窓「エルスターX」と、樹脂窓に匹敵する断熱性能(同1・05)を発揮するアルミと樹脂の高性能ハイブリッド窓「サーモスX」を開発した。
両商品で、同社窓製品のトップグレードの性能を引き上げる。発売日は、樹脂窓が2015年1月1日、ハイブリッド窓は同年3月1日。同シリーズの防火戸も順次発売する予定とした。
藤森義明同社社長は「断熱性、デザイン、機能のすべてでナンバーワンとなる。どこでも通用する窓が完成した。ヨーロッパやアメリカにも出て行ける」と、『窓』の海外進出について述べ、「できるだけ早い時期に(海外進出)」と意欲を示した。
高性能樹脂窓のエルスターXはトリプルガラスの樹脂窓で、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスを見据えた商品。新構造の樹脂フレームは、縦框が59ミリで業界一スリムなフレームとした。
これにより、フレームよりも断熱性能の優れたガラス面積を10%拡大させて、高い断熱性能を実現する。また、フレームの見込み寸法を従来品比で約1・8倍(81ミリ)とすることで、強度を高めている。