2025年09月04日 |
TOTOは米国とカナダがメイン事業エリアの米州で販売する衛生陶器「ワンピース便器」の販売拡大に向けた基盤整備を目的に、TOTO USA モロー工場(米国)の同便器の生産能力を拡大する。工場の敷地内に新たに建てた工場を今秋稼働させ、その後、高性能焼成炉も導入。ワンピース便器を軸に2027年の米州の衛生陶器生産能力を24年比50%増とする。米州で販売するワンピース便器の調達は現在、域内の現地生産品より海外グループ会社からの輸入品の方が多い。調達率として域内生産品を引き上げ前述の状況を逆転。地産地消態勢の構築で輸送コストを圧縮し価格競争力の向上につなげると同時に、納期対応を強化する。TOTOは米州をアジア・オセアニア地域と同様に将来の成長が有望なグローバルエリアと設定している。ワンピース便器の生産能力拡大を米州事業の成長につなげる。