2017年05月25日 |
三協立山・三協アルミ社は3月、既存のリフォーム用玄関ドア商品の7年ぶりのリニューアルとなる『ノバリス』を発売した。現在、大手住設各社は「施工期間1日の簡単リフォーム」と銘打ち、リフォーム用玄関ドアの拡販に力を注いでいる。『ノバリス』は、施工に要する期間は1日以内と従来品と同じだが、開発担当者が商品の施工に携わる事業者を訪れて施工上の困りごとについて直接ヒアリングを行って改善策を盛り込むなど、特に施工性の向上に力を入れたことが特徴だ。背景には、エンドユーザーへの訴求ポイントであるデザイン性や性能、機能といった要素は各社とも一定レベルに達しBtoCの面では大きく差別化することが難しいため、商品を実際に施工する事業者のメリットである「施工のしやすさ」というBtoBの部分でも差別化をより強め、拡販に役立てようとの狙いがある。三協立山・三協アルミ社に『ノバリス』開発の背景を取材した。