2022年05月12日 |
三菱地所ホーム(東京都港区、加藤博文社長)は、全館空調「エアロテック」に加湿機能を追加した。
医療機器メーカーの日機装(東京都渋谷区、甲斐敏彦社長)が開発した水除菌モジュールの採用で、同社が求める安心・安全な加湿システムを実現した。乾燥しやすい冬季の加湿は、エアロテック利用者からの要望が多い機能のひとつで、1995年の販売開始以来同社は一貫して「加湿は難しい」との説明をしてきた。
しかし、異業種コラボによって課題を解決。全館空調の快適性を向上させた。
エアロテックに連動する加湿システムは、日機装が開発した深紫外線LEDを搭載した水除菌モジュール「パールアクア」を採用した。室内の空気をシステム内に取り込み、除菌した水で湿らせたフィルターを通過させて加湿。加湿した空気はエアロテックで暖房された空気と混ざり、各部屋を適度な湿度に調整する。
同モジュールが水道水を除菌することで、ぬめりの原因となる菌やウイルスなどを除去する。