2015年02月09日 |

東京ガスとパナソニックは、戸建て向け家庭用燃料電池「エネファーム」の新商品を共同開発した。価格は、現行品と比べて30万円下げて160万円(税別、設置工事費別、停電時発電継続機能なし)とした。東京ガスが4月1日に発売する。
エネファームは、都市ガスから取り出した水素を空気中の酸素と化学反応させて発電する。発電時に発生する熱も給湯に利用する。電気をつくる場所と使う場所が同じため、送電ロスがない。
新商品は、システムの簡素化などで部品点数を約15%削減。さらに、発電する主要デバイスの構成を見直して価格を30万円下げた。
停電時にもエネファームが発電した電気を使いたいという要望に対応しやすくするため、これまで別付けオプションで提供していた「停電時発電継続機能」を本体に内蔵した機種(価格は167万円・税別)も新たにラインアップ。これにより、停電時でも500W以下の電力を最長約4日間利用することができる。