2025年04月15日 |

タカラスタンダード(大阪市城東区、小森大社長)の東京支社が買取再販物件向けの商材売上高を伸ばし続けている。
システムキッチンを中心とするその販売額は2021年度から目立った伸びをみせ始め、24年度の売上高は対19年度比3倍の大幅増となる見込みだ。背景には〝富の一極集中〟とも言える、東京都下における買取再販物件需要の拡大がある。
需要拡大に伴って差別化競争が強まり、販売数量の増加に加えて販売単価の高額化が進んでいるためだ。
同社東京支社は買取再販物件向けの商材売上高を30年度には24年度の2倍にする計画で、実現に向け今年度から施工能力を強化する。富裕層向けシステムキッチンの新商品開発も視野に入れたいとしている。