住設・建材メーカー各社、調達網・在庫量見直しへ=ベトナムのロックダウン契機、〝部品入手に支障〟で国内減産

10月下旬から始まった住宅設備・建材メーカーの2022年3月期第2四半期決算の発表が、今月上旬でほぼ終了した。

各社の決算はコロナ禍で低迷した前年同期からの反動や国内の旺盛なリフォーム需要取り込みなどで、売り上げや利益が過去最高を記録した企業も目立った。

ただ、それらの業績が良かった企業の上期事業活動を詳細にみると、海外からの部品調達に支障が生じ、国内で販売する製品の減産を強いられた企業もあった。国内販売を支えるサプライチェーンをいかに見直すかとの課題が、特にグローバル展開するメーカーの間でクローズアップしている。

「一番怖いのは調達だ。材料や部品が急に入ってこなくなることへの対応はBCPだが、これまでのBCPはややもすれば、ここでだめならあそこで作るという考え方だった。しかしコロナは全世界で起きる。各社ともそうだと思うが(ロックダウン後に)どれ位で工場が立ち上がるかを予測し何ヵ月分かの在庫を持つということを、やっていかざるを得ない」。

パナソニックハウジングシステム事業部の山田昌司事業部長は2日、合同取材後に行われた質疑応答の冒頭で、記者側からの質問「今年度もコロナの影響は続くと思うが事業進捗の手ごたえは」に、そう答えた。

2021年11月11日付1面から抜粋
全文をお読みになりたい方は新聞をご購読してください
毎週じっくり読みたい【定期購読のご案内
今スグ読みたい【電子版で購読する

この記事のキーワード

こんな記事も読まれています

記事をシェアする

ほかの記事も読む

住宅産業新聞社からのお知らせ:弊社著作物の使用に関するお願い
2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

最近の特集企画

最近の連載

住宅産業新聞社からのお知らせ

見本紙をダウンロード

ホームページから見本紙がダウンロードできます。定期購読や広告出稿を検討している方は、こちらからご確認ください。

ファイルサイズを小さくするため、見本紙では画像を圧縮しています。パケット通信料金定額制プランに加入していない携帯電話やスマートフォンなどを利用している方はご注意ください。

見本紙をダウンロードする
(ファイルサイズ:25MB)