スムストック=新中計策定、良質な既存住宅流通で社会貢献を

住宅メーカー10社で組織する優良ストック住宅推進協議会(スムストック、堀内容介会長)は8月27日、第4回定時社員総会・理事会を開き、2023年度を最終年度とする3ヵ年の新中期計画(事業年度は6~7月)を策定した。

「最も良質で安心な物件を提供しているのはスムストック」として、スムストックブランドを確立させる。理事会後の記者会見で堀内会長は「(流通)量の拡大や(ブランド)認知度の向上に加えて、『質の向上』も図る。良質な既存住宅の流通を通じて、脱炭素・カーボンニュートラルに向けた社会貢献をしていく」と抱負を述べた。量の拡大と質の向上の両輪で良質な既存住宅の流通に力を入れる。

新中期計画の基本方針は、「この3ヵ年において時代の先を行く『スムストックブランド』を確固たるものとする」とした。2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す政府方針や、脱炭素に向けた住宅循環システムの構築と良質な住宅ストックの形成を目標に掲げる住生活基本計画など、国の政策や方向性を踏まえながら、新中計を策定したという。

「住生活基本計画で示された『良質なストックの形成』は、スムストックがこれまで取り組んできたことと符合する」(事務局)として、高性能・高品質・長寿命な既存住宅の流通拡大を目指す。

前中計の数値目標として掲げていた「捕捉率20%以上」は、新中計に引き継がれた。捕捉率とは、会員企業の既存住宅推定流通量に占めるスムストックの割合。20年度の捕捉率は約17%だった。ただし、新中計は量の拡大を追うのではなく、「質の向上」も目指すという。

2021年09月09日付2面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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