LIXILグループ、タッチレス水栓拡販=能力増強、〝ニュー・ノーマル〟に新たな商機

LIXILグループ(東京都江東区、瀬戸欣哉社長)が住宅用タッチレス水栓(以下、タッチレス水栓)の販売を強化する。直近となる2020年3月期業績におけるタッチレス水栓の売上高はグローバル全体が98億円、このうち日本国内は44億円で、これを今期21年3月期の売上高でグローバル全体について7割増の166億円を目指す。

日本国内の目標額は非開示。新型コロナウイルス感染拡大で非接触の操作ニーズが高まり特に海外のシステムキッチンに設置されるタッチレス水栓の需要が大幅に高まったことが確認できたとし拡販に注力、生産能力も増強する。瀬戸社長が5月29日にインターネットライブ配信および電話会議形式で行った2020年3月期決算説明会の中で発表した。

このほか日本国内では在宅勤務の増加を背景に、(1)在宅で家族が増えることによるトイレ増設(2)仕事机にも兼務できるシステム収納棚(3)書斎用途としてのガーデンルーム(4)防犯に考慮しつつ室内換気が可能な採風機能付玄関ドア――といった潜在需要が新たに生じたと考えており、これらに対し既存製品を「上手くプロモートしていくことができれば、今まで新築中心のビジネスだったわれわれのビジネスモデルを、より高付加価値のリフォームのビジネスに転換させていくチャンスだと思っている」(瀬戸社長)とし、〝ウイズ・コロナ〟の「ニューノーマル」(新しい常態)を従来はなかった新たな商機と認識していることを明らかにした。

2020年06月04日付1面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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