人に優しい良質な住まいを提供=積水ハウスのグリーンファーストゼロ

積水ハウスの独自のZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス=消費エネルギーを創エネで相殺してゼロ以下になる住宅)が『グリーンファースト・ゼロ』仕様。断熱性能の3割アップと省エネ設備で消費エネルギーを大幅に削減するとともに、太陽電池(PV)や燃料電池の創エネを組み合わせる。新たに、各電池の「見守り」機能を備えたHEMS(家庭用エネルギー管理システム)も搭載する。

基本は(1)政府の施策と2020年の暮らしを先取り、同社が推進する「グリーンファースト」を進化させたゼロエネルギー住宅(2)断熱性能を30%向上(東京の次世代省エネ基準比)させ、省エネ+創エネ+パッシブ技術で「エネルギー収支ゼロ」を目指す(3)業界初のPV・燃料電池・蓄電池の「見守り」機能を持つHEMSを標準搭載(4)「健康で快適」かつ「自然と共生」する暮らしで住まい心地を向上――をコンセプトとした。

高断熱仕様は、アルゴンガス封入の複層ガラス(ペアガラス)サッシとハイグレード断熱(壁131ミリ厚~屋根263ミリ、グラスウール10K換算)により、次世代省エネ基準2.地域(青森・岩手)レベルとなる。

PVは、瓦一体型モジュールとし、レイアウトの自由度をアップ。鉄骨系の『イズ・ロイエ』の場合、2層通しピロティで屋根形状を単純化し、最大7・30キロワット(従来5・67キロワット)と約3割のアップが可能となる。

HEMSは、パナソニック製の「AiSEG(アイセグ)」を採用。「見える化」では、回路ごとの電力表示が可能で、電力消費が多い時などの内訳の確認が行える。オプションでガス・水道計測も用意した。
日本IBMと共同で進める共通プラットフォームを活用し、クラウドサーバーにデータを蓄積する仕組み。利用者は外出先からPVの発電状況やエネルギーの使用状況が確認できる。OB客向けサイト「NETオーナーズクラブ」での総合サポートも行う。

「見守り」機能は、PVや燃料電池、蓄電池の日々の発電量など動作状況をチェック。発電量が急激に低下するなどの異常が確認された場合は、施主への一報とともに必要に応じ点検訪問する。

パッシブ技術も生かす。独自の「5本の樹」計画をはじめ、深い軒を活用した夏の遮熱と冬の日だまりを活用。軒下や大開口サッシで、自然とつながる開放的で快適な空間を創出する「スローリビング」提案も行う。

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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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