LIXIL、独メーカーと樹脂窓共同開発=「EW」、樹脂材をリサイクル、外部企業のフレーム型材を採用

LIXIL(東京都江東区、瀬戸欣哉社長)は5日、ドイツの樹脂型材メーカーであるプロファイン社と共同開発した樹脂窓の新商品「EW」を8月1日に発売すると発表した。

EWは、(1)引き違い窓の樹脂フレーム部材に輸入するプロファイン社製の樹脂形材を使用(2)引き違い窓の生産の過程で発生する色付およびホワイト色の樹脂部材の端材を引き違い窓EW製品にリサイクル使用――などが特徴で、販売エリアは当面、福島県を含む北関東以南に限定する。

EWの断熱性能の最高は現行の樹脂窓製品「エルスターX」と同じ。LIXILが樹脂窓製品について、(1)外部と共同開発(2)カラー樹脂材のリサイクル――を行うのは初。新製品投入で自社の樹脂窓製品の扱いを省エネ以外の社会貢献にひも付ける。

EWの製品具体化の検討は、2016年1月にLIXILが瀬戸社長体制となって以降、スタートした。その後、17年のプロファイン社に対する視察、18年のプロファイン社に対する共同開発申し入れ、20年のプロファイン社と共同開発の契約締結――を経た。

EW発売で現行3つある同社の樹脂窓製品のうちフラッグシップモデル「レガリス」を除く2製品、最高の断熱性能が熱貫流率0・79の「エルスターX」と同1・27の「エルスターS」は在庫が無くなり次第、販売を終了する。

2021年07月08日付1面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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