注目の助成金(13)申請から受給までの流れは?

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今回は、事業者が実際に助成金・補助金を申請してから、採択、入金されるまでの流れについて、要点を絞ってわかりやすく解説します。

助成金・補助金の受給までの流れは基本的に<図表>のようになります。

(1)申請

事業内容や必要経費についてまとめた申請書という形で、所轄の事務局に提出します。助成金の場合、各地域の労働局が提出先となります。

(2)審査

審査員が、申請書の内容が助成金・補助金の交付を受けるのに適切かどうか審査します。

助成金の場合、書類上に不備がないか、条件に合致しているかなどの形式的な審査のみで、それをクリアさえすればほぼ100%採択されます。一方、補助金は、税理士や中小企業診断士といった士業の有識者が審査員となって、面接や書類精査など厳格な審査を行うため、採択されない可能性があります。

(3)採択

事務局が助成金・補助金の交付を受ける事業者を選定し、申請された全事業者に採択か不採択かの結果を通知します。

(4)交付

採択事業者が必要経費などを申請します。事務局に受理されると、助成金・補助金が受けられる事業内容や費目と金額(概算)が決まり、交付決定通知書が送られます。交付決定通知書が届く前に事業をスタートすると、助成金・補助金が支給されない恐れがあるので、注意しましょう。

(5)実施

事業者が申請内容に沿って事業を実施します。当初計画に沿って、正しく進めましょう。助成金も補助金も原則後払いなので、事業を実施するための費用は自分で調達しなければなりません。実施中にも、きちんと事業を進めているか検査が入ることがあります。

いよいよ助成金の請求へ

2019年01月31日付6面に掲載
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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