米国商務省が16日に公表した1月の住宅着工件数(季節調整済み)は、前月比1・5%増の69万9千戸と2ヵ月ぶりに増加した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト予想中央値の65万5千戸を上回り、米国の住宅市場に明るさがみえてきた。主力の戸建ては4ヵ月ぶりに減少したものの、5世帯以上の集合住宅が二ケタ増に転じ全体の水準を支えた。
内訳をみると、主力の戸建住宅は50万8千戸(前月比1・0%減)とわずかに減少したが、集合住宅が17万5千戸(同14・4%増)と二ケタ増に転じた。地域別でみると、最も数が多い南部は18・3%増の38万8千戸で二ケタ増と2ヵ月ぶり増加し、西部も11・9%増の14万1千戸、北東部も7・9%増の6万8千戸といずれも増加に転じた。
2012年2月23日付け7面から記事の一部を抜粋
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