2012年09月04日 |
印刷技術と光触媒技術を武器に、将来、需要が増えるであろう老健、子育て施設への提案を強める――。屋根材・外壁材大手のケイミューは、年率5%の事業成長を達成するため、新市場の開拓を進めている。新設住宅着工戸数の動向に左右される住宅用外装材市場は縮小傾向が続き、シェア争いが加熱する。外壁材事業を担当する永田豪取締役執行役員に戦略を聞いた。
―2012年度業績と中期計画について
昨年の売上高1147億円に対して、外壁材事業は全体の約5割を占める。昨年度の東日本大震災では、当社の製造設備への被害が比較的軽微で、復旧後の製品の安定供給に努めた結果、市場シェアが数ポイント上昇した。