一般社団法人工務店サポートセンター(青木宏之理事長)国産材委員会は7月25日、東京で研修会「施主に納得していただける木材の基礎知識シリーズ第2回、木材の腐朽・劣化・シロアリ対策」を行った。講師は京都大学教授で農学博士の吉村剛氏。吉村氏は阪神・淡路大震災の全壊住宅の多くに腐朽・蟻害が見つかった事例を紹介、木材の腐朽・蟻害対策の重要性と、その予防策を講義した。以下、講義の概要を掲載する(文中の一部は配布資料を基に住宅産業新聞が文章化)。
1995年に起きた阪神・淡路大震災では約20万戸の建築物が全半壊し約6千人が命を落とした。死者の80%以上が住宅の倒壊による圧死が原因だった。このことは、人を守るはずの住宅に多くの命が奪われたことを意味する。
2012年8月2日付け3面から記事の一部を抜粋
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