旭化成不レジ、最初期の民間分譲マンション「四谷コーポラス」を公開

旭化成不動産レジデンスは5日、同社が建て替えを行う1956年に竣工した最初期の民間分譲マンション「四谷コーポラス」(新宿区四谷本塩町)を公開した。今月末から始まる解体工事を前に建物の内覧を行った。同物件は東西に長い敷地に建つ鉄筋コンクリート造の地上5階建てで、メゾネットタイプ24戸、フラットタイプ4戸、共用廊下が1階部分と4階部分の構成。それぞれの廊下から住戸に入る。建て替え後は、全51戸、地上6階・地下1階の分譲マンションとなり、従前居住者の9割が入居し残りの27戸を販売する。来年春の分譲開始、19年夏に竣工する予定だ。
当時公営・公団が12~13坪が標準だった時代に同物件は3LDK23坪と大型住戸を提供。洋風設計や和風設計などオーダーメード設計を目指し、各戸の台所にダストシュートの設置や、管理人による外出時のカギ預かり、ゴミ集め、クリーニングの取り次ぎなど生活サービスを提供していた。四谷コーポラスの注目度は高く、7日から10日まで一般公開を行っているが、5日時点で数百件の申し込みがあったという。

2017年09月07日付1面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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