10月受注速報額、戸建て回復・集合は堅調、展示場来場好調で11月以降の受注増に期待も

主要戸建住宅企業11社の10月における受注金額(速報値)がまとまった。それによると前年同月と比べてマイナスだったのは11社中5社だった。マイナスになった大和ハウス工業は、金額的に大きい商業建築が2割減だったことが主な要因で、住宅や集合(賃貸)、マンションの受注は引き続き堅調だった。また、二ケタ減だった三井ホームも特殊要因で3割増加した前年の影響が大きく、「水準は決して悪くない」とみている。一方、旭化成ホームズは、杭データ流用問題の影響はみられず、4ヵ月ぶりにマイナスから脱しており、特に、戸建てはプラスに転じるなど好調だった。全体的に住宅展示場の来場者は、9月のシルバーウィークの大型連休以降、10月も引き続き好調で「来場者数は32%増加している」(パナホーム)。「集客から受注まで1~2ヵ月かかる」(ミサワホーム)ことから、各社とも11月以降の受注増に期待する。

2015年11月19日付2面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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