渡り腮(あご)構造・森林力の家、南関東で延床90坪の戸建物件を施工=高額所得層に伝統構法

現在建てられる木造戸建住宅の多くは、構造材の接合部を金物で補強するか構造金物で固定する建築手法がとられており、柱・梁は外材を使った集成材が使用されている。壁は構造用パネルや石こうボード張りが一般的だ。これに対し、接合部を木の「込み栓」で留め使用木材は国産のムク材、壁は土壁といった日本古来の伝統構法を扱う事業者も、数が減ったとはいえ存在している。三重県津市に拠点を置き、伝統構法の独自ブランド「渡り腮(あご)構造 森林力の家」の建築請負業を展開する個人事業主の松橋健代表も、その1人だ。専属建築士と2人で元請けを行う小所帯だが主に県外の高額所得層の心をつかみ安定して契約を獲得、現在は南関東エリアでこれまで手がけてきた中で最大となる延床面積約90坪の物件の建築を進めている。所得の伸び悩みを背景にローコスト化の動きが強まりつつある新築戸建市場において松橋代表は今後とも、高額帯となる伝統構法による木造住宅建築を続けていく考えだ。

2015年09月10日付3面から抜粋
全文をお読みになりたい方は新聞をご購読してください
毎週じっくり読みたい【定期購読のご案内
今スグ読みたい【電子版で購読する

この記事のキーワード

こんな記事も読まれています

記事をシェアする

ほかの記事も読む

住宅産業新聞社からのお知らせ:弊社著作物の使用に関するお願い
2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

最近の特集企画

最近の連載

住宅産業新聞社からのお知らせ

見本紙をダウンロード

ホームページから見本紙がダウンロードできます。定期購読や広告出稿を検討している方は、こちらからご確認ください。

ファイルサイズを小さくするため、見本紙では画像を圧縮しています。パケット通信料金定額制プランに加入していない携帯電話やスマートフォンなどを利用している方はご注意ください。

見本紙をダウンロードする
(ファイルサイズ:25MB)