大和ハウスとフジタが耐震・制震部材を共同開発

大和ハウス工業とフジタは、中低層の建物をはじめ、高層マンションや大型物流倉庫など様々な物件に適用可能な耐震・制震部材「DUAL CORE BRACE(デュアルコアブレース)-平鋼を角形鋼管で座屈拘束した耐震・制震ブレース-」を共同開発した。3月より建物への採用を開始。同技術は1月に耐震・制震部材として日本建築総合試験所の建築技術性能証明を取得しており、地震エネルギーをブレースが吸収することで、地震時の建物の変形を20~50%軽減することができる。両社は「今後も共同で技術開発を行うとともに、相互の強みを活かした商品開発にも積極的に取り組む」としている。

DUAL CORE BRACEは、両社が14年2月に開発した中低層建物向け耐震部材「鋼製座屈拘束ブレース」を制震部材としても使用できるよう適用範囲を拡大し、耐震部材に高強度鋼材、制震部材に建築構造用圧延鋼材および低降伏点鋼材を芯材(平鋼)の使用鋼材として追加。あわせて、部材構成や接合部形状を改善し、部材設計の自由度及び接合部の施工性を向上させている。また、地震力に抵抗する芯材を拘束材(角形鋼管)とアンボンド材(絶縁材)でサンドイッチ状に挟み込んだことにより、地震時に圧縮力がかかっても座屈せず、エネルギーを吸収するタイプのブレースになっている。

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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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