大和ハウス工業は18日、経済産業省と東京証券取引所が女性活躍推進に優れた上昇企業を選出する2014年度「なでしこ銘柄」に選定された。同社は、13年11月に発表した「第4次中期経営計画」で、「事業拡大に伴う体制・人財の強化」のための具体的施策として「女性管理職の育成・強化」を掲げており、女性活躍を経営戦略の一つに位置づけていた。同社は、今後も女性が経営の意思決定に加わり、持続可能な企業経営を強化できるよう、グループ全体で企業風土の醸成に努めていくとした。
「なでしこ銘柄」は、経済産業省と東京証券取引所が共同で、東証一部上場企業の中から「女性活躍推進」に優れた企業を選定・発表する事業で、12年度から始まり14年度は40社が選定された。同事業は、安倍政権が「成長戦略の中核」とする「女性活躍推進」の取り組みの一つで、「女性活躍推進」に優れた上場企業を「中長期の企業価値向上」を重視する投資家にとって魅力ある銘柄として紹介することを通じて投資を促進し、各社の取り組みを加速化していくことを狙いとしている。