窓のトップランナー制度がスタート

サッシの対象事業者は、年間9万4千窓以上を生産・輸入する事業者で、LIXIL、YKKAP、三協立山などが該当する。ガラスの対象事業者は、市場シェア1%以上の大手6社が対象となる。

サッシとガラスの目標基準値を設定するため、経済産業省のワーキンググループは、過去6年間の材質別の出荷シェアの推移から、目標年度の22年度における各材質のシェア推計を行っている。推計では、単板ガラス入りの窓から、断熱性能の高い複層ガラス入り窓への移行を促すため、22年度のアルミSGの推定シェアをアルミPGのシェアに加算して、アルミSGのシェアが0%になるように補正した。

これらの計算によって設定された22年度の目標基準値は、引き違いが8・04(通過熱流量、単位はワット/K。熱貫流率に窓面積を掛けることで算出する)で、性能改善率は15・49%などとなった。

複層ガラスは、07年度から12年度までの6年間の一般複層ガラスとLow―E複層ガラスの出荷シェアの推移(12年度実績は、一般が50・47%、Low―Eが49・53%)から、目標年度の22年度の将来シェアを、一般33・93%、Low―E66・07%と予測。このシェア予測を踏まえた22年度の目標基準値は、熱貫流率2・19(ワット/平方メートルK)となり、性能改善率は7・33%となった。

カタログに性能を表示

建材トップランナー制度の対象となった窓は、製品やカタログなどに熱損失防止性能(熱貫流率U値)が表示される。

2014年12月04日付6面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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