積水ハウスの『ビエナ』は、重量鉄骨によるオリジナル「βシステム構法」を採用した、4階建ても可能な多世帯住宅。梁勝ちラーメン構造の特性を生かし、さまざまな空間が構成できるフレキシブルさが特徴だ。高級感のあるエントランスや高遮音床、空気環境に配慮した「エアキス」仕様など、高いクオリティを確保した。βシステム構法は、昨年10月1日発表の「2013年度グッドデザイン賞」を受賞している。また、新たな多世帯の住まい方を提案する『カゾク・ト・カゾク』を用意し、ハードとソフトの両面から多世帯居住をサポートする。
ビエナの構法は、梁勝ちラーメン構造で住宅ながら高さ60㍍の高層ビルと同じ耐震基準の設計が可能。H形鋼の柱と梁をハイテンションボルトで接合するとともに、鉄筋コンクリート造の基礎が大地震発生時の安全を確保する。
通し柱が不要で各階の柱の位置が移動できるため、各階の間取りや窓位置の自由度が高く、最大8㍍の大スパン設計が行える。コーナーに必要な柱も動かせるので、開放的なコーナーサッシの設置も可能となっている。