2014年06月20日 |
住宅ローン減税や投資型減税で求められる長期優良住宅や低炭素住宅とは何か。どちらも法律に基づいて一定の基準を満たした場合に地方自治体が認定する。
長期優良住宅には、何十年も長期間にわたって使用する住宅として、耐震性や耐久性、メンテナンス性(維持管理容易性)、省エネ性などが求められる。「手入れをしてより長く住む」住宅を新築の段階で普及させるのが目的だ。
一方、低炭素住宅の場合は、最新の省エネ基準よりも10%以上もエネルギー削減効果が高く、太陽光発電システムや高効率給湯器など最新設備機器を組み合わせたトップレベルの省エネ性能が求められる。認定制度は2012年12月からスタートしたものだ。
いずれの住宅についても高い性能が要求されており、その分コストがかかる。国がそうした住宅の普及を後押ししようとしているために、減税額を多くして負担を軽くしている。