照明はこまめな操作が効果的
反面、こまめにON/OFFをした方がいいのは照明器具。調光機能付きタイプは、明るさを最大にしないように調節。光源も、白熱電球や蛍光ランプから電気使用量が少ないLEDに替えることで、一層の節約になる。
省エネ努力が、電気代の削減につながっていなければ、さらに努力をしなければならないと強迫観念に駆られ、暑くてもエアコンを動かさず室内で熱中症になる。本来は「快適な生活を維持した上で不要なエネルギーを減らす」のが省エネの目的だったはずで、本末転倒といっても過言ではない。
一般家庭のエアコンの場合、省エネのカギを握るのが室外機。熱交換で冷気や暖気を作る仕組みなので、夏なら温風、冬には冷風の排出が重要になる。そのため、夏場は風の通りを邪魔しないようにしたり日影になるような工夫も効果的となる。
フィルター掃除も節電に
エアコンの冷風を室内で効率良く循環させるのに、扇風機を併用するのはよく知られたところ。加えて、効率良く運転できるように室内機のフィルターを、2週間に1回程度掃除するだけで約5%の節電になるという。
何もしない28℃設定より、省エネの工夫を施した上での26℃設定の方が必要な電力は少なくてすむことも。ガマンせず、効率的な省エネを。