【ユーザー版18年秋】ZEHで「健康・安全・快適」な住まいを

光熱費抑制で経済的

次に、健康面だけでなく、経済的なメリットにも注目したい。

一次エネルギーの消費量をゼロにするということは、光熱費も実質ゼロに抑えられることになる。ZEH対応の住宅にするためには、一般的な住宅に比べて万円~500万円程度の初期費用がかかるものの、1年間にかかる電気代は4人暮らしの場合、約13万404円(2016年の総務省統計より)であることから、約25年で費用は回収できる計算だ。

また、石油や石炭などの化石燃料は、エネルギーを得る際に二酸化炭素を発生するが、ZEHの場合は二酸化炭素を抑制できるのも大きなポイントといえるだろう。

このように、断熱性能が高い住宅であるZEHは地球環境にやさしいほか、住み心地もよく、健康的な生活を送ることができるうえ、経済的にもお得なものになっているのだ。

現在、国では、「2020年までにハウスメーカーや工務店がつくる新築住宅の過半数をZEHにする」との目標を示している。

国では、その目標を達成するために、ZEHを新築する人に対して一定額を補助している。ただし、この補助制度を受けるためには、国に「ZEHビルダー」として登録をし、認められた建築会社ではないと補助制度が利用できないので、注意が必要だ。

これから住宅の購入を検討している人は、住み心地もよく、地球環境に優しいZEHを検討してみてはいかがだろうか。ZEHに興味をもった人は、ハウスメーカーの担当者に問い合わせをすることをお勧めしたい。

ユーザー版2018年秋号から記事を抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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