【断熱・遮熱特集2016】省エネルギー基準義務化やZEH対応で高まる躯体の高断熱化、注文住宅事業者のZEH対応

ここで取り上げた注文住宅事業者のZEHへの取り組みで共通しているのは、ZEH実現を「創エネ」として搭載する太陽光発電に過度に依存することなく、躯体本体の高断熱化により1次エネルギー消費量を抑えようとしていることだ。
長年、高気密・高断熱仕様の住宅を施工・販売している関東のある地域工務店は、注文住宅を扱う住宅事業者がZEH対応に本格的に乗り出そうとし始めた流れを、「省エネ・省CO2への社会的要請に応える意味でも悪いことではない」とみている。ただ、「創エネ機器を設置して1次エネルギー消費量を見かけ上ゼロにすることも確かに大事だが、もっと大事なのは、その家に住む住まい手が、健康で快適な生活を送れる住環境を作ることのはず」と話す。
「逆に、躯体本体の高断熱化を図ることに加えて、日射遮蔽や採光、通風といった部分もしっかり設計して家作りを行えば、結果として、創エネ機器にあまり依存しない形でZEHに対応できるのではないか」。
ZEHビルダー登録の開始で始まった戸建て業界のZEH対応は、今後、さらに本格化すると思われる。

2016年06月23日付5面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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