不動産流通市場活性化フォーラムが提言公表、木造築60年以上が流通する市場に、築年数による建物評価見直し

国土交通省は6月28日、「不動産流通市場活性化フォーラム」(座長=中川雅之日大教授)の提言を公表した。中古住宅の流通を伸ばすため、(1)情報の蓄積と提供(2)不動産流通システムの整備(3)環境整備――の3つの視点から整理。具体的には、戸建住宅の地盤履歴の統一化・標準化、優良リフォーム業者の格付制度の検討、築60年以上の木造住宅が豊富に流通するような市場とするため築年数を基準とした建物評価基準・手法の見直しなどをあげた。同省では、提案を来年度予算案などに反映する意向だ。

情報の整備と提供についての具体策として、インスペクション(建物検査)のルール設定やレインズシステムの見直し、住宅のエネルギー消費量・燃費基準のわかりやすい表示の検討などが盛り込まれた。

流通システムの整備では、物件紹介と合わせたリフォーム提案など不動産業者のコンサルティング機能の強化や消費者がインスペクションとリフォームを併せて行うことへの支援、中古住宅特有のローンシステムの検討などを具体策にあげた。

2012年7月5日付け7面から記事の一部を抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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