2018年06月08日 |
厚生労働省は、建設現場での転落事故を防止・抑制するため、労働安全衛生法令の改正を視野に入れた議論を開始した。5月31日に行われた「建設業における墜落・転落防止対策の充実強化に関する実務者会合」は、芝浦工業大学建築学部の蟹澤宏剛教授を座長に、転落事故の概要を基に、足場や屋根・屋上からの転落を防ぐための対策を議論した。議論では、費用を惜しむことが死亡事故につながっているとして足場設置の義務化を求める声と、住宅建築現場など設置できない場合もあることを指摘する意見が示された。