LIXIL、容量を高めた屋根材一体型のPV

LIXILは、屋根材一体型の太陽光発電システム(PV)「ソーラールーフAタイプ」を発売した。2012年4月に発売したソーラールーフの後継品。最大275ワット(前モデル比約1・5倍)の高い発電量が特徴で、総2階・約30坪の住宅の屋根に10キロワットのPVが設置できる。

3重の排水・防水構造で雨水の浸入を防止する。軽量のアルミ製の架台を採用して、住宅への負担を最小限に抑えた。高いデザイン性と光熱費、建築費、ライフサイクルコストの低減を実現し、ビルダーのPV大容量化ニーズに対応する。

同商品は、屋根とソーラーパネルを一体化させた。瓦やスレートなどの屋根材料費が不要となるほか、一度の工事で屋根とソーラーパネルの施工が完了するため、材料費や施工費のコストダウンにつながる。

屋根点検は、従来の屋根置き型の場合は、パネルを取り外して行う必要があったが、同商品は屋根の点検が不要(PVパネルのメンテナンスは必要)となる。そのため、屋根置き型と比較して、30年間のメンテナンスコストを大幅に削減(同社試算では約110万円の減)する。架台に軽量なアルミ部材を採用して、住宅躯体への負担を軽減した。

2014年10月09日付4面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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