住宅インテリアの色や形、空間の調和を考えた内装部材の開発を目的に、2003年に発足した「United Design of Materials Projects(以下、UDMプロジェクト、参加企業12社、実行委員長=三沢亮一・ミサワアソシエイツ代表)」は、住空間を仕切るパネルユニットを開発した。
再生紙を使用した段ボールなどを基材に採用し、表面は和紙やシートなどで仕上げた。パネルのフレームは、アルミとプラスチックを用意。後付け設置可能な自由度の高いレール、光を透過させるパネルなど、「空間を使いこなす壁」と位置付けた。今後、性能やコスト、ニーズの検証を行う。
「使い心地や使い方、ハードとソフトの両面から実用化の可能性を探る」(三沢実行委員長)と話し、15年度の商品化を目指す。 8月16日から2日まで、東京・西新宿のリビングデザインセンターOZONEでパネルユニットを原寸で紹介する展示会「SHI・KI・LI展」を開催した。
『SHI=紙、KI=着せ替えるDIY、LI=ライフスタイル』を展示コンセプトに、さまざまなデザイン・開閉機構のパネルユニットを提案した。