LIXILは、リフォームの意志はあるが依頼先に悩む準顕在層の消費者と工事店を結ぶウェブサイト「リフォームコンタクト」の取り組みを強める。消費者へのきめ細かな対応を行うため、現在600社の登録工事店を今年度中に1千社に増強させるとともに、工事対応エリアを全国に広げる。インターネットを利用した営業に不慣れな工事店には、メールコミュニケーション研修などのサポートメニューの充実を図る。OB客や友人・知人などからの紹介がメーンだった「待ちの受注」から「攻めの営業」を提案。リフォーム市場全体の底上げを目指す。
リフォームコンタクト(http://reform-contact.com/)は、トステム(現LIXIL)が2010年12月に立ち上げた消費者とリフォーム工事店をつなぐマッチングサイトで、11年2月に国土交通省のリフォーム事業者選択サイト支援事業に採択された。LIXILが「リフォームをしたいけど、どこに頼んだらいいかわからない」といった悩み、ニーズを持つ消費者(準顕在層)を同サイトに集め、エリアや工事内容、予算などの希望条件を同サイト加盟店に紹介する。
加盟基準は、リフォーム瑕疵保険の事業者登録、PL法や請負業者賠償責任保険への加入、リフォーム専任担当者が1人以上いることなど。100万円以上の工事を請け負う場合、リフォーム瑕疵保険の加入を必須にして、消費者の安心感を高めている。
2012年4月26日付け6面から記事の一部を抜粋
この記事の続きは本紙でご確認ください 【購読申込】