ノーリツの12年度方針、品質向上を最重要課題に位置付け

ノーリツは2012年度(12年1~12月)方針発表会を開催し、(1)品質のレベルアップ(2)成長事業の育成(3)強いブランドの実現――を柱に、業績拡大を目指すとした。

12年度の経営環境は、東日本大震災による復旧・復興需要などで若干の回復と予想。さらに、原子力発電所の事故による節電意識向上に伴い、ガス機器のシェアが急伸しており、「引き続き、主力のガスコンロ・給湯機関連は良い事業環境で推移するだろう」(國井総一郎社長)と、同社にとって追い風が続くと予想した。

方針発表会で國井社長は、昨年度からスタートした16年までの中期経営計画の進ちょくについて「(増収増益達成見込みの)業績面だけでなく、部門間の連携強化やES(従業員満足度)、ブランド認知度の向上など、(総合的にみて)着実な一歩が踏み出せた」と評価。

一方、東日本大震災の影響でスタートが遅れた太陽光発電(PV)関連事業や、円高や景気低迷で苦戦した海外事業、細かな品質問題などを課題としてあげ、12年度はこれらの課題解決を重点施策とする方針を示した。

2012年2月2日付け6面から記事の一部を抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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