日本ユニシス・エクセリューションズは8月1日から、クラウド(SaaS)型の住宅設計3次元CADシステム『Net―DigiD(ネット―デジド)』を、日本ユニシスが保有するICTサービス基盤上で提供する。
これまで、住宅設計3次元CADシステムのインターネットによる配信は、データ量などの関係から難しいとされてた。しかし、今回、ハードウェアリソースを簡単に増減できる日本ユニシスのICTホスティングサービスや、セキュアなインターネット接続を可能とするSaaSプラットフォーム・サービスを活用することにより、「DigiD」のSaaS化を実現した。
SaaS型のサービスは、ダウンロードやバージョンアップなどのシステム導入・運用作業から開放され、常に最新の機能をすぐに利用できるなどの特徴がある。また、従来のパッケージ購入型とは異なり、1棟ごとの料金体系(従量制課金)での提供となっており、最小限のコストで、全体業務の効率アップが図れるという。
Net―DigiDの利用料金は1棟あたり8千円(税別)から。今後は、性能表示や住環境シミュレーション、積算など、ユーザーニーズにマッチするサービスの提供を推進し、3年間で5千ユーザーへのサービス提供を目指す。